読んだ:用兵思想史入門(田村尚也)

用兵思想史入門(田村尚也)を読んだ。今年の目標達成度+1。
古代〜冷戦期の順で戦闘方法、戦術、戦略といった用兵について書かれた本。やや陸戦中心。歴史順で書いているので読んでいて全体をカバーしているといった感がある。「当時の通説をもとに用兵思想は変化していったはず」という考えに基づいて書かれているので個別の事項に深入りしていなくてまとまりが良いと思う。全12章のうちほぼ2章を第二次大戦後にあてていて、ここは他の本ではあまり見たことがないソ連作戦術やアメリカ軍現代用兵思想の項目なのでありがたい。